息子の一言で気づいた、食育の力
小学2年生の息子が冷蔵庫をガサゴソ…。
冷凍コーン、バター、醤油を取り出して一言。
「お母さん、これが食べたい!」

えっ……天才か!?
そう、息子が作りたかったのはコーンバター。
味も材料も、ちゃんと覚えてるなんて!
食への興味が育ってきてるなぁと嬉しくなり、
同時に、「将来頼もしい存在になるな!」と確信した瞬間でした。
「つくる=楽しい」だった子ども時代
自分が小学生だった頃。人気のクラブ活動といえば…
- 家庭科クラブ(おいしいものが食べられる!)
- 科学クラブ(べっこうあめやカルメ焼きが作れる!)
そう、みんな「つくる=楽しい」と感じてたはずなんですよね。
でも大人になると、いつの間にか「つくる=めんどくさい」 に変わってしまう。
それって、ちょっともったいない。
私は、小さい頃の「つくるって楽しい!」という気持ちがずっと残っていたからこそ、自炊も苦だと思わなかったし、自然と食に携わる仕事を選んだのだと思います。
食べることは、生きていくうえで絶対欠かせないもの。
だからこそ、子どもたちにも「つくる楽しさ」を感じてほしい。
その気持ちを持ち続けることできっと、将来大きな力になると思っています。
ママも子供もうれしい!食育のメリット
「食育は子どものため」と思いがちですが、忙しいママにとっても大きな助けになります。
子どもにとってのメリット
- 「今日は何食べたい?」と聞かれて、自分で考えられる
- 自炊できる力がつく(外食やコンビニごはんだけにならない)
- 体調や気分に合わせて、食べ物を選べる
作れない!分からない!コンビニ弁当ばっかの大学生…という心配が減る!
忙しいママにとってのメリット
- 好みを伝えてくれるから、献立がラク
- 一緒に作ると食べ残しが減る!
- 気づけば「手伝い」→「代わりに作ってくれる」存在に
つまり、食育=家事のタスクを分担できる。
忙しいママにとって、最高じゃないですか?
無理しない、怒らない。「ゆる食育」スタイル
とはいえ、毎日一緒にゆっくり料理する時間なんて無いですよね。
忙しいときに無理に子どもと関わろうとすると、自分がイライラしがち。
我が家では、『平日はゆるく、土日はじっくり』を基本スタイルです!
平日は“さっとできることだけ”
- レタスをちぎる
- サラダを盛り付ける
- 炒め物の手伝い
- 味見
- おにぎりをにぎる
- ごはんをよそう
→自分の作業を止めずに、子どもが関われる範囲でお手伝いを。
週末は“一緒にたのしむ”
- ホットプレートを使った料理
- ハンバーグや餃子など、手をかけるメニュー
- おやつ作り(簡単なもの)
→毎週じゃなくても、余裕のある日にちょこっとやるだけ。
食育が逆効果にならないために
「いいことだから!」と親が主導しすぎると、子どもはストレスを感じます。
例えば、
子どもが「やりたい!」と言ったのに「あとでね」と流し、親の都合で「少しは手伝いなさい!」と強制する。



無意識にやっちゃってるとき、ありますよね‥(反省)
「やりたい!」と言ったときに「いいよ、やってみよう」と受け止める!
子どもの「やりたい気持ち」を逃さないこと、私が一番気をつけているポイントです。
「また今度ね」と言ってしまいそうなときは、明日の分の玉ねぎの皮剥きをしてもらう。
玉ねぎだったら、ほぼ毎日使うからね!!
息子の「食センサー」、日々進化中
冒頭の話だけではありません。
息子の食へのアンテナはどんどん鋭くなっています。
- 朝ごはんは「目玉焼き or スクランブルエッグ」を自分で選び、自分で作る(ブーム中)
- 妹が熱を出した日に私がコロッケを揚げていたら、「しんどいときは揚げ物やめたほうがいいんじゃない?」とアドバイス
「体調悪いときはおなかにやさしいものにしようね」って普段から話していたこと。
ちゃんと届いていたんだなぁと、感動した瞬間でした。
(ちなみに、、、コロッケはうどんだけじゃ足りないパパ用🍳)
年長さんのときのエピソード
そういえば、園の先生から息子の食に関する話を聞いたこともありました。
サマー保育でカレー作りをしたとき、息子のチームではコーンを入れることが決まっていたそうで。
「とうもろこし1本、どうやって下処理する?」
チームのみんなからは
「油であげるんじゃない?」
「そのまま入れる?」
「フライパンでいためる?」
そんな意見が出る中、
息子が「鍋で茹でるんじゃない?」と提案したこと。
「食事作りで、大活躍でした!!」と先生がお話してくれて、私も嬉しい気持ちになったのを覚えています^^
日々積み重ねていくことで、食への知識も高まるんだなと感じた出来事でした。
【まとめ】食育って、もっと気軽でいい
教えようと気負うとママがしんどくなり、強制すると子どもがしんどくなる。
自分も子どもたちも辛くない程度に楽しむ。
子どもの生きる力を身につけるために。
家事の戦力を増やすために。
子供が「やりたい!」と言った瞬間が食育スタートのベストタイミング!
メリットしかないので、ぜひ気軽にゆるくはじめてみてくださいね☺️