ある日突然、大好きな麺類を制限されたら?
お肉が食べられなくなったら?
のどが渇いているのに、水分すら飲めなくなってしまったら‥。
ちょっと極端に聞こえるかもしれません。
でも、実際にそれが現実になる人もいるんです。
私が「毎日のごはん」を大切にしてね!と伝える理由。
それは、未来の健康は“今日の習慣”からしかつくれないから。
今回は、病院や高齢者施設で「治療食」の献立づくりに関わってきた私の実体験から、食生活と健康のつながりについてお話しします!
特に、我が子を大切に思う方々は…必見です!!!
食事制限の現実と食生活の大切さ
私は栄養士として、病院で入院患者さんの献立作りをしていました。
病院食には大きく分けて2種類あります。
- 特別な制限のない「一般食」
- 疾患や治療内容に合わせて栄養価が細かく調整された「治療食」
一般食は、ふだん私たちが家庭で食べているものに近い食事です。
でも、治療食となると、がらっと内容が変わります。
▼腎臓に関する病気
- 塩分の制限がより厳しくなる
- 水分やカリウム、リンなどの制限
- 生の果物・汁物・麺類 は場合によっては禁止になる
▼膵臓や胆のうに関する病気
- 脂質制限があり、揚げ物なんてもってのほか。
- 脂が多い豚肉は避け、ささみや白身魚がメインの淡白な食事内容

のど渇いた、お水が飲みたい



○○さんね、制限があるから飲めないんだよ
そんな患者さんと看護師さんのやりとりが、今でも忘れられません。
なぜ食事制限が必要になるのか?
気づいたときには、「食べたくても食べられない」状態に。
こうした厳しい食事制限は、生活習慣病がきっかけになることがほとんどです。
そしてその原因は、普段何気なく続けている「食生活の積み重ね」にあります。
- ごはんやパンの割合が多く、野菜が少ない
- 朝ごはんを抜くことが多い
- 味の濃いものが好き(ついつい塩分過多に)
だからこそ――
毎日の食生活をちょっと見直すこと。
それが、将来の健康を守るための第一歩になります。



とか言いながら、今日のお昼はインスタントラーメンだけで終わらせてしまったんですけどね。(土下座)
まぁ。。自分の体は自分の責任。
ちょっと甘くなることもありますよね。
夫に関しても、家以外では自分の意思で好きなように飲み食いしてるので、半分知らん!!
(夜ポテトチップス食べてんの知っとるぞ!!)
でも…ふと想像してしまうんです。
もし、子供たちがつらい食事制限をしなければならなくなったら?
そんなの、絶対に見たくない。
子供たちの未来の健康を守るために、今の食生活を大切にしたいと思っています。



老後も元気に、家でおいしいご飯を食べて過ごしたい!
そう思ったら、やっぱり自分の体も大事にしないとね。
↑言い聞かせてる
- 今好きなものを好きなだけ食べて、将来「食べたくても食べられない生活」を送る
- 今ちょっとずつ気をつけて、「死ぬまで食べたいものを楽しめる生活」を送る
どちらも、自分の選択次第です!
無理せず続けられる食事作りのコツ
未来の健康は、今日のごはん習慣でつくられる。
ちょっと想像できたかな?と思います。
でも、「ちゃんと栄養をとらなきゃ!」とか、「毎日手作りしなきゃ!」と思うと、正直しんどくて続かない。
なので私は、今は使えるものは使っていこう!という考えです。
使い方に気をつければ、冷凍食品だって使ってイイんだよー!
「ゆる活ごはん」の記事もよかったら読んでみてくださいね。


がんばって完璧な食事作りではなく、無理なく続けられる食事作りを。
まとめ:できることから少しずつ!
We are what we eat.(私たちは、私たちが食べたものでできている)
英語圏でよく知られることわざ的な表現で、「食べるものが身体や健康をつくる」という意味です。
食事はただ「お腹を満たすため」だけのものじゃない。
未来の自分や、大切な人の健康をつくる積み重ねなんです。
でも、がんばりすぎなくて大丈夫。
「ちょっと気をつける」「ちょっと知っておく」
その積み重ねで未来はきっと変わります。
これからの食生活、ちょっとだけ見直してみませんか?
「野菜のおかずを1品多くする」「塩分の表示を見てみる」
小さなことでOK!はじめてみましょう◎
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