なぜ「レシピ」じゃなくて「献立」なの?
このサイトを見て「レシピはないの?」と思った方も、いらっしゃるかもしれません。
そのお気持ち、とってもよく分かります…!
でもこのサイトで私がいちばん伝えたいのは、「レシピの前に献立を考えること」の大切さなのです。
これを知っているだけで、料理のラクさが変わります!!
今日はその思いを込めて、このサイトで伝えてきたことを過去記事とともに総まとめしてみました。
レシピは手順書、献立は設計図
料理におけるレシピは、「どう作るか」を教えてくれる手順書のようなもの。
でもその前に、「何を作るのか、どう組み合わせるのか」という設計図(=献立)が必要です。
家を建てるときも、いきなり工具を持って建て始めたりはしませんよね?
まずは設計図を描いて、全体像をつかんでから工事に入る。
献立もそれと同じなんです。
サイクル献立ってなに?全体像や考え方はこちら↓

サイクル献立の立て方はこちら↓

献立がないと、料理がしんどくなる3つのワケ
1. 食材選びで迷う → 冷蔵庫の前でフリーズ
「何作ろう…」からスタートして、検索して、材料が足りなくて、別のを探して…。
気づけば30分経過、なんてことも💦
2. 調理工程がバラバラ→キッチンが戦場
火の使い方や調理の順番にムダが出やすい。
「全部炒め物でフライパン足りない!」とか、同時進行しづらくなったり。。
3. 栄養バランスが偏る→手間が増える
とりあえず作ったけど「何か足りない?」と後から1品追加して、また時間と手間が増える…。
料理がしんどい…を解決する「考え方」の話↓

料理を頑張らない代表の夕飯作りの実態↓

- 献立を考える(設計図)
→ どんな組み合わせ?栄養は足りてる?時間配分は?をざっくり組み立てる - レシピを見る(手順書)
→決めた料理の作り方を、必要な部分だけ確認 - 実際に作る(実行)
→ 頭の中が整理されてるから、迷わず効率よく作業できる!
献立を立てるときのステップとコツ↓

私は栄養士として、献立を組み立てることを大切にしています。
というのも——
ただ料理をするだけでなく、「どんなものを、どんなバランスで食べるか」を意識するだけで、
- 毎日の料理の効率が上がる
- 買い物や調理にムダがなくなる
- そして何より、家族の体と心が元気になる
そんな変化が実感できるからです。
「ごはんづくりって大変…」という日こそ、レシピより先に献立の視点を持ってみてほしいと思っています。
献立を制すと、料理の効率も家族の健康もついてくる!!
正直…料理はあまり好きじゃない

私は栄養士ですが、実は…料理があまり好きではありません!
栄養士=料理上手と思われがちだけど、本当に上手で得意なのは料理人さんたち。
知識や経験は料理にわか知識の私とは比べ物にならないくらい。
レシピを考えることも苦痛で、依頼が来るたびにドラえもんののび太くんばりに、たいやきパパを召喚しています。



呼んだ?
でも、「食べることは大事」と思う理由
それは、病院勤務時代に見た患者さんたちの姿が忘れられないから。
好きなものが食べられなくなってしまった入院患者さんの話↓


頑張りすぎない、でもちゃんと届く献立を。
料理が好きじゃなくても、手を抜いてもいい。
でも、栄養がちゃんと届くごはんができたら、それで十分。
冷凍食品だって立派な味方!がんばらない献立術↓


一汁三菜じゃなくてもいい!と思える理由↓


このサイトは「レシピ集」じゃありません
ここでお伝えしたいのは、特別な技術でもなく、完璧な献立でもなくて。
毎日のごはんづくりを少しラクにすること。
そして、自分や家族の体に、ちゃんと届くごはんにすること。
そんな「献立の考え方」を、家庭の中で無理なく続けられる形でまとめています。
とはいえ、レシピも全く載せないわけではありません。
ご依頼いただいたものや、必要に応じて少しずつ載せていけたらと考えています◎
完璧じゃなくて大丈夫。うまくいかない日もあっていい。
それでも、少しでもラクに、ちゃんと届く。そんなごはんづくりのヒントになれたら嬉しいです。
料理は、ひとりで頑張らなくていいからね。
みんなで作って、笑い合って、おいしく食べれば、それで100点💮!